2013年8月4日日曜日

雲わく庭園 ヒラヤマ~ヒマラヤマ~文三

全道的に天気が今一つの7月末。
天気図的には、北見や網走方面が天気が良いのですが、
明日は天気の回復を待っての旭岳ハイキングと決めているので
遠征はやめて白滝方面へ。

ヒラヤマ、ヒマナヤマ、ヒマラヤマと少しかみそうな名前のつく
平坦な稜線歩きをしたくなる。
運が良ければ大雪が見えるかも・・と早朝から車を走らせる。
北大雪スキー場を過ぎ、10キロ以上の林道を走り、登山口へ。

9~10年ぶりの山、近くてもこれない山、これなかった自分を思いつつ
登山道へ。川沿いの気持ちが良いコース!
道はところどころ補修され丁寧に橋が架けてある(ありがたい)











滝の音が気持ちいい。
霧雨の湿気と滝で周りの植物もいきいきと見えます。










雪が多かったのか、エゾノリュウキンカ(ヤチブキ)も元気いっぱい!
春のような景色にびっくり(おいしそう)










雪渓を登り、あっけなく稜線上へ
キックステップで登り
下りは足裏で滑ってきます











分岐











途中もガスでしたが、それ以上に足元の花が楽しませてくれました。
リンネソウ
よく見るとペアで咲いています
かわいらしい

稜線上は、いたるところタカネシオガマが咲いています。
今日の登山の目的です!分岐からヒラヤマにかけ群生しています。
上から写真を撮るとスナック菓子の「スピン」のよう
(きっとわからないでしょうが・・)

また高山植物の女王といわれるコマクサが群生していました。
登山客は多くなったもののマナーの良さは上がっているのでしょうか!
その多さにびっくりしました。

ヒラヤマは雲の中、ヒマラヤマ(比麻良山)にかけては、雲の流れを
感じることができました。
大雪方面、眼前にはニセカウシュッペ、アンギラスが雲の合間から姿を
見せてくれます。
真綿のような雲が迫ってきます
光と雲の表情がすばらしい
 
一瞬で雲にのまれる

雲の流れの速さに改めて驚くとともに、その表情に見とれました。
あきらめていた大雪も雲の演出の中、素晴らしく見えています。

雲が流れます~
左の岩峰がアンギラス~ゴジラの背中のよう
今度はニセイカから攻めてみよう


ヒマラヤマで終わりにしようと思っていましたが、あまり人も歩いて
いなかったので文三山まで足を伸ばしました。
文三にはケルンがあるだけ
 











雲が上がる
文三からヒマラヤマを目指す途中から
ニセカウシュッペ









短時間でこの眺望と花々を見れて大満足で、下山はぬかるみや
岩に足を滑らせながらも元気よく降りてこれました。
今日も良い山でした!
                    訪問リハなひと