2011年1月24日月曜日

いつもの home ground !? で

穏やかに開けた正月2日、美瑛町白金のあの「青い池」を訪ねてみた。


その日は、案の定他に行き交う人の姿や気配は殆どなかったが、人一人がやっと通れるくらいの僅かに細い一本道が池に向かって延びていた。「こんな真冬に、やはり物好きな人も居るもんだな」などと思いながらその道を辿っていくと、やがて池前に出た。

ふと見渡すと見慣れたいつもの「青い池」は、すっかり雪を被っていてあの行楽時期の喧噪もなくひっそりと何もなかったように、単なる雪原といった佇まいをして私を迎え入れてくれた。取り敢えずは、その白く何もない「白い池」(写真1)を写真に収め、更に奥へと進んで行くと、溢れ出る池の水がやがて砂防ダムのある川へと注がれる辺りまで来た。すると、川底の所々が、あのいつものコバルト・ブルーに輝いている美瑛川が見えていた。(写真2、写真3)

写真1 白い池

写真2 青い川

写真3 青い川



 ついでに、温泉街にある「白ヒゲの滝」(写真4,写真5)も訪ねてみると、滝は凍らずにその傍を満々と水をたたえて流れ出る、美瑛川の源流がいつものように青々としていた。更に道無き道をラッセルしながら辿り着いた「不動の滝」(写真6)も、モノクロの世界の様にひっそりとしていて、絶え間なく流れ落ちる水の音だけが私の耳にはなぜか心地よく聞こえていた。

写真4 白髪の滝
 
写真5 凍てつく白髪

写真6 不動の滝


最後はいつもの丘に射す朝陽(写真7)を見ながらその日の撮影を終えることにしたが、この後も幾度となく訪れることになるだろう。私のホームグラウンドだから。


写真7 いつもの丘の上


 
メモ放射線 さのんず