2013年8月13日火曜日

27キロのロングトレイル 雨竜沼湿原から南暑寒~暑寒別岳

本州では猛暑が続いており、加えて局地的な大雨・・
天気図を見ても、北海道も少なからず影響を受けて天気がぐずつ
いています。

天気は半分あきらめながら、夏山縦走に向けて少し長めのコースを
選択しました。
暑寒別岳は、増毛町と雨竜町の間に位置しており、増毛からの2本、
雨竜から1本のコースがあります。

今回は雨竜湿原に咲く花を見たかったので、雨竜からのコースで入る
ことにしました。
雨竜沼コースの登山口にはきれいな南暑寒荘が建っており、駐車場も
完備され、キャンプ場も併設されています。何よりもトイレがきれいでした。

入山にあたり環境整備協力費で500円を支払い、雨竜町の温泉の割引券
をいただきました。地域で山を中心につながりがもてて、感心しました。

管理の方から12時間はかかるよ!と言われながらのスタートです。
すでに周辺はガスが立ち込めしっとりと体が濡れてきます。
白龍の滝


吊り橋を渡り、滝を見ながら1時間足らずで湿原入口に到着。
久しぶりの木道歩き、緑の草原の中に、多くの花が咲いています。
やはり場所が変われば咲く花も違うんだな~とややペースダウン。

タチギボウシ
これからはこの花が見頃!

サワギキョウ
しっとりぬれて咲いています
群生しているところもありました

展望台に上がるも、視界ないため、先を急ぎます。
小さな沼が点在しています

コウホネの花
ウキンボのように浮いています
熊の掘り返し
 

しっかりとした木道が続きます


南暑寒までの間は、笹や下草が濡れており、ズボンもびっしょりとなりまし
た。予定より早く南暑寒につきましたが、期待していた群別岳の展望はなし。

南暑寒から暑寒別岳への下り
ぬかるんでスリップ多発!



エゾノホソバトリカブト




また南からの暑寒別への下りは、かなりの急勾配!雨に濡れた岩や石、
泥道が歩きを難しくしてくれます。今日は雨のお蔭で良いトレーニングに
なっているなーと歩き方を意識していきます。
ロープを支持しながらまた枝につかまりながらアップダウンに耐え
暑寒別へ

頂上では増毛側から上がってこられた方と道中の経過をお話をして、何も
見えない中昼食です。朝食が少なかったせいか、雨の中での消耗が激し
かったのか途中空腹のためふらふらに!食事や水分の補給は大事だと
実感。

気合を入れて、来た道を引き返します。雨の状況をみながら、レインジャ
ケットを脱いだり着たり。行きの時よりは、道が乾いてきており、急登も
あまりずりおちないで登っていけます。喘ぎながらもなんとか南暑寒へ

あとは長い道のりを下るだけです。湿原に日が差して、まぶしいくらいの
緑です。湿原を渡る風は、すでに秋の気配を感じさせます。
もう少し夏を楽しませてくださーい!と思いつつ長い木道を時計回りに
歩きます。

光が差し込み輝きます
透明度は高く下の方まで見えます

雨にぬれたエゾカンゾウがきれいです


クロバナハンショウヅル
不思議な花です

ぬかるんだ岩に足を滑らせながら、のどかな登山口に到着。
道内より、本州からきている方が天候の回復を待っていました。
良い天候に恵まれると良いですね!

帰りは、割引券の引き寄せで、雨竜いきいき館のお風呂につかってきました。
社協さんの建物と一体になっているのでしょうか~立派な建物でびっくりしました。
良い山と良いお風呂でした~
                      訪問リハなひと