③ 風の塔 №8 材質:御影石 240cm 作:大成 浩 昭和62年(1987年)
二枚の大きな石の板がお互いに支え合って建っているように見える作品です。
作品の全体像が「人」という字に似ていて、(ただ、これを「人」の字と観るか、「入」と観るかは、あなた次第ですが…)私が思うに、「人間は独りでは生きては行けない。だから、人々は協調と調和を軸に、互いに支え合いながら生きていくことが大事なのだ」といったようなことを表現しているのではないかしら…。などと、勝手に解釈しながら観ています。 (写真1~6)
風の塔 1 |
風の塔 2 |
風の塔 3 |
風の塔 4 |
風の塔 5 |
風の塔 6 |
④ 傾くかたち‘84 材質:ブロンズ 350cm 作:山口牧生 昭和59年(1984年)
黒く磨き出された石肌に、横に筋状の彫りを入れて、その中を朱で埋めてあり、(現在、その朱色はほとんど見当たりません。)、全体として沈んだ色合いを見せています。大地に突き刺さったようなこの作品に対して作者は、「少年時代、五寸釘を大地に投げ打って突き刺す遊びをしました。突き刺さらず垂れてしまうこともあり、うまく突き刺さることもあります。
うまく突き刺さった五寸釘は、大地に直立するというよりは、概ねある角度で傾いて立っていた記憶があります。いま旭川の地に、その傾いて立った五寸釘のような細長い石を立てます。 神々が大地に投げ打った五寸釘-天の逆鉾・くさび形の原点-と見ていただけるならば嬉しいのです。」 と、難しく書いていますが、私にはその規模はさておいて、「ピサの斜塔」のあの傾きを彷彿とさせるようで、「いつ倒れるか、いや、倒れはしないのか」と、ハラハラ、ドキドキの気掛かりな作品です。(写真7~8)
傾くかたち 7 |
傾くかたち 8 |
設置場所の平面図を添付しましたので、お暇があれば、先ずは一度行ってご覧下さい。
メモ放射線 さのんず