2018年6月4日月曜日

サウイフモノニ ワタシハナリタイ

 先日車での出勤中、交差点での信号待ちをしている時にある場面を目にしました。


 対向車線側の横断歩道を、盲人用杖を持ってゆっくり歩いている人がいました。
 
 ちょうど渡り始めて少し進んだ所だったようですが、そこへ信号待ちしている車の中から年配の男性が降りてきて近寄っていきました。

 車から降りた男性は、歩いていた方の手をとって、何か話しかけながら横断歩道を渡るお手伝いをはじめました。

 おそらく、その場でたまたま停まっただけの男性は、杖を持った方が安全に渡れるように行動したのだと思います。



 私はそこで左折する所だったので何もできず過ぎ去ってしまったのですが、男性のそのさりげない行為に感心しました。そして同時に、自分なら咄嗟にああいう事が出来るだろうか考えました。

 手伝わなくても大丈夫だろうとか、余計なお世話になってしまうんでは無いかとか、考えた末に結局何もやらないという結果になってしまうのでは。



 その朝の出来事をみて私は「行動できる人間でありたい」と、そう感じました。

 そういう風に考えさせてくれた、あの時の名前も知らない男性の方、ありがとうございました!