この利用者様は60代男性で、外見はとてもお若く見えます。外見だけでなく、会話もユーモアのセンスがあり、奥様との夫婦漫才のようなテンポの良い掛け合いがとてもステキです。
私たちの体は普段何も考えず意識しなくとも、過去の経験などを元に、その運動にちょうど良い力を入れたり、動きの中で微調整することができます。しかし、利用者様は脳疾患により半身の運動麻痺と重度の感覚障害があります。これにより目的物に合わせ力を入れる、抜くといった運動のコントロールが不十分なため、動かせるように見えても、実際の生活場面で使うことが難しいのです。
先日、数ヶ月ぶりに利用者様のケアマネージャーさんが、リハビリの様子をみてくださり「姿勢が良くなった」と言って下さいました。ご本人、ご家族、そして私たちリハビリスタッフでも少しずつ良くなっているなと感じていても、ケアマネージャーさんからこのような言葉をかけていただくととっても嬉しいものです。「やっぱり!!ですよね~」と1番喜んでいるのは私だったりして・・・(^o^;)奥様からも、「麻痺側のお尻の筋肉がモリッとしてきた」「麻痺側の手を普段から良く使うようになった」と言っていただきました。これは一般的な評価などには見えてこないくらいの小さな変化ですが、私たちにとっては非常に大きな変化です。
訪問リハビリ どうも