早いものでこの春で就職して6年目を迎えます。
仕事が安定するまでと封印していた大好きな宗谷巡礼を昨年から少しずつ再開しました。
宗谷地域の湿原帯には大小の河川が流れており、その川には北海道にのみ生息し淡水魚では最大の「幻の魚」と呼ばれている「イトウ」が住んでいます。
イトウは魚へんに鬼と書き、古く伝説などには数mのイトウの話が出てきます。
自分の世代では、『釣りキチ三平』のイトウ釣りが有名で、憧れの魚といっても良いかも知れません。
イトウに関しては、メーターオーバーのイトウをフライ(毛ばり)で釣るのが一つ目標になっています。
宗谷地域の河川の周りは、街とは打って変わり、荒涼とした風景が続きます。また天候が変わりやすく風も強いためにフライマン泣かせなところでもあります。
でもとても好きな場所であり、「帰ってきた―」って感じがして安心します。
春といっても寒く、手はかじかみます。
久しぶりに振る長竿、泥沼歩き、藪こぎに体力の低下を実感・・
ポイントを探しながら湿原を歩きます。
イトウと戦う道具たち・・
様々なデータから何を捕食しているか想像してフライを巻きます。
(エサなるものはなく、人工の毛バリで釣るのです)
針のサイズから材料まで吟味して手作りします。
冬の間の内職のようです。最終的にはお風呂で動き方を要チェック!
特殊な糸を使うので沈み方やキャスティングも重要です。
疲れて休んでいるのではなく、岸沿いをメーター級のイトウが小魚を追い回して捕食しているので見つからないよう動きを観察しながらも狙っています。
この時期いたるところで「バシャ」とばかでかい波紋がたちます。
気づかれないように気配を消し、一瞬のチャンスを狙います。心臓はドキドキです。
ブログに間に合わせるかのように顔を出してくれました。(6/4 PM)この時期いたるところで「バシャ」とばかでかい波紋がたちます。
気づかれないように気配を消し、一瞬のチャンスを狙います。心臓はドキドキです。
メーターには数センチ足りなかったものの。去年を3㎝更新。
写真だけ撮らせていただき、すぐにリリースです。
釣りは魚が釣れたほうが楽しいかも知れない。でも釣れなくても魚と向かい合い釣るまでを楽しむこともできれば一匹の価値はもっと大きいものでしょう。
自然は大きく、様々な課題を投げかけてきます。ちっぽけな自分はいつも遊ばせてもらっている感じです。
魚がヒットした瞬間は何も考えずに格闘していますが、水面をみながら仕事のことやスタッフのことなどもよく考えています。
悩んでいたことに、ふと良い考えが舞い降りてくることも多々あります。
釣りを通してたくさんの方に出会え、いろんなものを教わっています。
まだまだ修行中なり!
訪問リハ