常磐公園では、街中に在るにも関わらず四季を通じていろいろな野鳥たちに出遇います。カモ、スズメ、カラス、ハト、トンビなどのように一年中園内(若しくは上空に)に居座っているのも居ますが、長い旅路の途中で暫しの羽休めといった具合で出遭ったというのもありました。ヒナの誕生や育児、そして、巣立ちと野鳥たちも子育てに一所懸命です。
今回はそんな野鳥たちの中から、今冬に出遭ったほんの一部だけをご紹介します。
写真1 2メートルの勇姿 |
写真2 新雪を蹴って |
写真3 樹氷とオジロワシ |
写真4 オジロワシ VS カラス |
オジロワシ〔尾白鷲〕(写真1、2、3、4)は、毎年12月頃から姿を見せ始めて翌年2月末頃まで見掛けることが出来ます。見られるのは多分番鳥だと思われる2羽が、殆どいつも園内にある20~30メートル程はある同じ松の木で羽を休めています。両翼を広げると2メートルは超えるくらいになるので、その勇猛な姿はトンビの比ではありません。常にカラス軍団との覇権争いというか、バトルが絶えません。
次は、「キレンジャク(黄連雀)」と「ヒレンジャク(緋連雀)」ですが、前者は「旭川の鳥」と言うこともあり知る人ぞ知るというところでしょう。見た目には両者の区別はなかなか付きにくいと言えますが、唯一彼らの尾羽の先っぽの色合いが「黄色い」のがキレンジャク、「赤い」のがヒレンジャクというわけです。(写真5、6)
写真5 キレンジャク |
写真6 ヒレンジャク |
両者は一緒に行動することが多いようです。4、5年前の春先に彼らに初めて出遇って以来だったので、今年の冬に再会できたのは感動ものでした。(写真7、8)しかし、彼らは「冬鳥」の分類なので今頃遇うのが普通のようです。よく街路樹のナナカマドの実を啄んでいる姿を見ることが出来ますよ。
写真7 ナナカマドの実に群がる |
写真8 雪舞う空に向かいて |
ではまたいずれ、機会があれば続く…
メモ放射線 さのんず